四日市市内には村落ごとの墓地が点在しています。
その墓地にお墓のあるご家庭にご不幸が起きた時、
そのご家庭の隣近所の方々(組の方といいます)が、
葬儀後、墓前の土にお花の入った竹筒を刺し
お供えをする習慣があります。
墓前の土に竹筒を刺す事で、ご先祖様へ不幸があった旨を知らせる為。
という説があります。
ただ、諸説あると思います・・
では、なぜお花を竹筒に入れるかといいますと、
竹は人工的な物と違い 放置しても自然に割れ蚊の発生を抑えます。
また竹は自然のものであり、土に還るので、
日本人の死生観にも合っており、そういった点でも竹筒を
使っていると考えられます。