四日市北部の一部の地域では、仏式の葬儀で、【枕直し】という儀式を行うことがあります。
故人を自宅へ安置する際、一般的には故人様の枕元を北側、もしくは西側に向かせるのですが、
お寺様が枕経にお越し頂くまでは、向きを南向き、もしくは東向きにしておいて、
枕経ののち、枕の向きを北、もしくは西向きへ変えるようにします。
この枕の向きを変えることを枕直しとしています。
枕経は臨終勤行とも云いますので、この枕経を機に、仏教上正式に亡くなられた事を確認した。
ということをカタチにした儀式ということなのかもしれません。